2015年5月30日土曜日

フーテンの風

ふと、フーテンの寅のフーテンとは何だろうかと考える。
もともとは風天と字をあてて天を吹く風のように自由な人を指したのだろうか。
いやいや何やらオランダ語のような響きもあるぞ、ヤン・ヨーステンと言う名の御仁も居たし。

なんてことを頭の中で考えて打ち込んだ時にはもう、そこには瘋癲と言う字は出てくるし、Google先生に尋ねればホントの意味も教えてくれる。なんとも便利でなんともつまらんこの世界、あっしは旅していくのでござんす。 

2015年5月28日木曜日

感想|「バードマン あるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡)」


昨夜見たプロフェッショナル仕事の流儀、どうしてもバードマンのことを意識せずにはいられなかった。
恥ずかしながら、タイトルが出るまでは間違えて同時期に公開されたジャズドラマーと鬼教師の狂気のレッスンを描いた「セッション」のシアターに入ってしまったかと思ってしまった。(「セッション」は結局、某論争のあと興ざめして観に行かなかった。)

現実と幻想がシームレスに交錯する映像の中で行われる役者と役者のセッションに酔った。

ちょっとアメコミをかじっている身からするとリーガンが照明が頭に落ちて怪我をした役者の代役を探すときに出てくる名前が次から次へアメコミ映画の出演者なのは面白い。ハンガー・ゲームのウディ・ハレルソンは除いて(元の台本では同じハンガー・ゲームでもフィリップ・シーモア・ホフマンの名前を挙げる予定だった模様)「XMEN ファースト・ジェネレーション」のマイケル・ファスベンダー、「アベンジャーズ」のジェレミー・レナー、そして楽屋のTVに映るのは「アイアンマン」のロバート・ダウニー・Jr.。その後現れるマイクを演じる「インクレディブル・ハルク」のエドワード・ノートンが登場して舞台の台本に口を出し、場をコントロールしていくのは「インクレディブル~」の脚本をノートンが書きなおした話になぞらえて?と考えるのは行き過ぎか。

ボロボロに酔いつぶれ路上で目覚めるリーガンの前に、というか後ろについて回るバードマンによるかつての自分とビッグバジェット映画への自己肯定のセリフの山、山、山(中でも”Look at them.They love that shit!”って台詞には参った。)からの舞台上での引き金と万雷の拍手までは「レスラー」やん!と何度心のなかで叫んだことか。
と思いきや一捻りあったので安心した。
舞台の中に出てくる老人と同じ包帯を顔全体に巻いた姿になるのも面白い。
何より、最後のエマ・ストーンの表情にやられる。

果たして彼女が観た先にはどんな光景があったのか。

2015年5月4日月曜日

感想|「ジュピター」

スティンガーさん
ロシアで出会った父母の間に生まれたジュピターは生まれる前に押し込み強盗によって父親を失う(実に唐突に)
悲しみに打ちひしがれる母は親類だけしか信用できなくなり大西洋の真ん中で出産、そのままアメリカに渡り不法移民に。
そして、十数年後、一家で金持ちの家を回る清掃業者として働くジュピターは宇宙を支配するアブラサクス家の波乱に巻き込まれていく。

DNAというものによって永年の時を支配され続けてきた支配者達がたった一人の母の生まれ変わりの存在によって取り乱し広がっていくドタバタは皮肉がきいていると思ったけど
なんともトンでる話がどんどん展開されていくのについて行けなかった。
先代の女王の娘、アンチエイジング風呂に入るカリークはアブラサクス家にとって最も価値のあるものは時間だ、とジュピターに語ったけれど、その割に実に俗っぽい贅沢三昧で説得力がない。
ショーン・ビーン演じるスティンガー、ペ・ドゥナのハンターなんかももっと活かしようがあったろうと歯がゆいったらない。

美術、小道具、セットなんかの絵面は好みのテイストなんだけどなぁ。人体が原料の不老不死の素が正八角形の瓶に入ってズラッと並んでるとことか、まさに女王蜂のモチーフなんだろう。
ジュピターが女王になる(?)手続きで役所めぐりするところはモーレツ宇宙海賊(パイレーツ)の第6話で宇宙海賊の娘が私掠船免状の取得のために役所めぐりするところとそっくりなのに加えてハリー・ポッターのダイアゴン横丁のような感じ、というかスチームパンクっぽさも混ざっていて楽しい。ウォシャウスキー姉弟とそのスタッフ、オタクスピリットは健在なのかしら。

万人におすすめできる面白い作品ってわけではないんですが勝手に続きやらなんやら創作して楽しむのが吉、な映画です。同じくロシアではウケた47RONINと同様に。


大宇宙中華と言う妄想。


火星で食べる麻婆豆腐。
宇宙山椒は小粒でピリリ。

木星名物、黄金炒飯。
XO醬エウロパ仕立て。

土星に来たならガニメデ蟹。
ガニメデ特産上海蟹。

今夜はまあるい月に来た。
ムーンフライト、月のスッポン。