2014年1月23日木曜日

さてみなさんのヒト


やしきたかじんが亡くなってからもうすぐひと月が過ぎようとしている。
今日、梅田の街を歩きながらふと思ったのは、僕がテレビっ子だった頃の関西ローカルのTVスターたちもいつ亡くなってもおかしくないな、ということだった。

早いうちに、その人たちのことを後世に語らねばならぬ…どこから湧いたかわからない使命感が僕を突き動かす。

キャラの濃い関西ローカルスターの中でも、「濃い」ヒトの一人がこの、浜村淳”先生”である。
「さてみなさん…」で始まるあの独特な調子での語り口は関西にいる誰もが耳にしたことがあるだろう。
このフレーズのどこにアクセントを持ってくるかで関西人か否かがわかると言ってもいい。

あの独特の調子を体得したヒトとして、太平サブローの名があげられるのだが
浜村淳と切手も切り離せない、ネタバレ全開な懇切丁寧な映画解説の調子までコピーできるヒトはなかなか居ないのではないか。そんなことを思いながら、youtubeで動画にあたってみたが、なかなか少ない。浜村名解説のアーカイブ化は関西の急務であると考える。

 コメント欄を見ると…
I see Homepage adress on vedio. is it made in 90s? I dont think there was internet in the world...wasnt there? Anyway Hes dead in 1996 so this must be made in 90s. Actually I didnt know hes gone already...JUN HAMAMUR R.I.P.

おい、まだ死んでねえよ…!

2014年1月4日土曜日

21世紀から来たエレン・リプリーの敵はエイリアンではない―「ゼロ・グラビティ」



2014年の映画初めとして、「ゼロ・グラビティ」を観てきた。

あらすじ


ハッブル宇宙望遠鏡を修復するミッションを受けた医療技師のライアン・ストーン(サンドラ・ブロック)とNASAの宇宙飛行士、マット・コワルスキー(ジョージ・クルーニー)、シャリフの三人はその船外活動中にロシアの人工衛星が爆破処理されたことを知る。
当初、爆破の影響は無いとされていたが、連鎖的に壊れた人工衛星によるスペースデブリがハッブルと3人の乗ったシャトルを襲い、ライアンはシャトルから放り出されて宇宙空間を漂流する。

周囲でずいぶんと話題になっていたので気になって見に行ったけれど、正解だった。
個人的には最初に出てくるのがハッブル宇宙望遠鏡というのが、今はなきサントリーミュージアム天保山併設のIMAXシアターを思い出す。
予告編を見る限りではあらすじにあるようなライアンが放り出されて漂流するところのみが公開されていて、宇宙漂流によるジワジワ来る死への恐怖が描かれるドキュメンタリータッチの作品なのかと思っていたが(ドキュメンタリータッチに描くにはちとつじつまの合わない所も多いんだろうか、と素人目にも映った。)そんなことはなく、ハラハラさせるサスペンス・アクションのニオイもする作品だった。

ベストジョージ・クルーニー賞をあげたい。


映画の中盤以降はほとんどサンドラ・ブロック一人にしか出番が無く、エンドロールのキャストの項には管制塔からの声なども含めても10人ほどしか名前は無い中ではあるものの、ジョージ・クルーニー演じるベテラン宇宙飛行士、マット・コワルスキーの放つ存在感がたまらない。

冒頭、宇宙に行っている間にワイフを寝取られた話をジョーク交じりに話す、きさくな上司。いざ、事故が起これば冷静に対処し、最終的にはある決断を下す。
あれこそ、僕が求めるジョージ・クルーニー像。
以下ネタバレも含む